1/4ページ目 (小ネタ) −あっちむいてほい− 「土方さん、あっちむいてほいしません?」 「はぁ?何急に子供みたいな事言ってんだよ」 「いいからやりましょうよ。」 「いやいやいや、やらないからな?第一今稽古中だからな?」 そう、今は朝稽古中である。 幸い俺とソウゴは休憩中。 だがしかし、休憩中にあっちむいてほいなんていう幼稚な遊びをする高校生が居るだろうか。 「負けたら今日の昼飯は奢りって事で」 などと勝手に話を進めるこいつはなんだかんだ大物な気がする。 小さくため息を吐けば「仕方ねーな」といい胡座を組み直し向かい合わせになれば右手を突き出しじゃんけんを始めた。 *** 「…何がどうにこうなったのか説明しなさい二人とも!」 数分後、稽古を終えた近藤が二人の様子に気付き近寄れば肩を震わせ一発ずつ愛の鉄拳を食らわした。 「…あっちむいてほいを」 「俺は最初拒んだんだよ!なのにソウゴが!」 「あっちむいてほいなのになんで流血してるの!」 本来、あっちむいてほいというものはただ指を指した方向に顔を向けてはいけないという単純な手遊びである。 でもどういった流れでこうなったのか… 二人の鼻からは血が垂れていたり引っ掻きあとがあったり。 さしずめ、勝った方が殴りにかかったのだろう。勿論それをけしかけたのは… 『死ね!土方ァァッ!!』 『お前が死ね!!!』 構ってほしかった沖田君だったんだろうね。 (こんな構ってちゃんいやだ) [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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